Scalaがつないでくれた縁-NetflixMeetup Kyoto 開催後記-
このエントリはScalaアドベントカレンダーの2日目です。
昨日のエントリはozw_seiさんの初心者のうちに知っておきたかったScalaのTipsやパターンでした。
Scalaアドベントカレンダーと言いつつ、あんまりScala関係ないエモい記事になってしまってすいません。 でも、昨日NetflixMeetupを主催した体験が素敵だったので書かずにはいられませんでした。
最初に
私は、@Kuchitama(クチタマ)といいます。 ScalaMatsuri2014では、スタッフとしてマイク係したり、チラシ作ったり、アンカンファレンスのセッションでちょっとファシリテータをしたりしてました。
また、つい昨晩にNetflix社のエンジニアで、O'ReillyからLearning Scalaという本を出版予定のJason Swartzさん(@swartzrock)をお迎えして、NetflixMeetup in Kyotoを開催しました。
Learning Scala: Practical Functional Programming for the Jvm
- 作者: Jason Swartz
- 出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc
- 発売日: 2014/12/29
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
NetflixMeetup in Kyoto - connpass
この記事は、このイベントを開催できた経緯と、関わってくださった方々への感謝を述べて、1年を締めくくる記事にしたいと思います。
開催の経緯
今回のMeetupはJasonさんが、家族旅行で来日され、そのついでに日本のScalaエンジニアと交流を持ちたいと、ScalaJPのMLに投稿が来た事に始まります。
Jasonさんの旅行先が東京だけでなく、京都も含まれていた事から、京都でもMeetupをしてはどうかと、 JSAの麻植さんからご提案がありました。
このとき麻植さんのご提案がなければ、京都でのMeetupは無かったかもしれません。 麻植さん本当にありがとうございました。 おかげさまで素敵な一晩を過ごす事ができました。
開催準備に際して
2つの不安
京都で開催してはどうかというご提案を頂いたものの、不安事項が2つありました。
一つは、参加者が集まるかどうかという不安でした。 関西では関東に比べてScalaの普及や認知度もそれほど高くなく、Scalaユーザの絶対数が少ないという点がありました。 さらにNetflixは日本ではサービス展開されておらず、マイクロサービスやAWS、Scalaに強く関心のある人でなくては知る機会がないのではないかと思います。
もう一つは、自分に英語力が足らずJasonさんを案内する事ができないという不安でした。 自分の英語力のなさについては、ScalaMatsuriの際に痛感していました。 現在は英語力を鍛えようと取り組んでいるものの、まだまだです。 (その辺りの事はこの記事にまとまっています)
そのため、英語のやりとりで海外のエンジニアとスケジュール調整をし、Meetupを開催できるほどでは全くありませんでした。
不安の解消
この2つの不安は自分ではどうしようもないので、人の力を借りて解決する事にしました。
参加者の問題については、関西を代表するScalaの利用企業を巻き込むことにしました。 そもそもScalaを業務に利用している会社の人に協力してもらえれば、最低限Meetupの体裁を整える事は出来そうだと考えました。 そこで、株式会社はてなのエンジニアである@daiksyさんと、nulabの@hakuraiさんにご協力を願い出ました。 お二人とも快く協力して頂き、はてなさんには会場提供もして頂けました。 また、今回のスタッフ間の連絡はnulabさんのTypetalkというサービスを利用させて頂きました。
また、英語力に関しては、もともと色々な勉強会で仲良くさせて頂いていた@posauneさんに話を振った所快く協力して頂けました。 posauneさんはそもそもがC#、F#のエンジニアで、あまりScalaになじみはなかったのですが、以前DevLove関西の英語勉強会でご一緒した事もあり、Jasonsさんとのやり取りを担当し頂きました。
これで、Jasonさんを迎える準備が出来ました。
Meetupを一緒に準備してくださったdaiksyさん、hakuraiさん、posauneさん本当にありがとうございました。 また、会場提供をしてくださったはてなさんははてなアドベントカレンダーを開催中です。 一緒にスタッフをしてくださったdaiksyさんも、このMeetupの記事を投稿されています。 Meetupの内容について気になる方は是非こちらの記事をご参照ください。
はてな京都オフィスで、Netflix Meetupを開催しました - Hatena Developer Blog
翻訳の協力
ここまできて、ようやくMeetupの開催にこぎつけることが出来ました。 しかし、当日英語の翻訳をどうするかという問題がありました。
Meetupの参加希望者にとったアンケートで翻訳が必要かどうかを聞いたところ、「翻訳がある方が望ましい」との回答が半数以上を占めていました。 しかし、スタッフ内で十分な翻訳体制を整える事が難しく、悩みどころでした。
ただ、半数弱の参加者の方は翻訳不要ということだったので、なら、「英語できる人の力を借りよう」という事になりました。 というわけで、参加者の方に翻訳した内容を #netflix_kyoto のハッシュタグをつけてつぶやいてもらうようお願いしました。
実は似たような事はScalaMatsuriの2日目のアンカンファレンスで実施していました。 そのため、うまくいく自信はあったのですが、もくろみ通りの結果になりました。
当日のツイートはdaiksyさんが下にまとめてくれています。
Netflix Meetup in Kyoto まとめ #netflix_kyoto - Togetterまとめ
自信があったとはいえ、当日ソーシャル翻訳がうまくいったのは、参加者のみなさんのおかげです。 みなさん本当にありがとうございました。
なによりも誰よりも
わざわざ家族旅行中にお時間を作ってくださったJasonさんには感謝してもしきれません。 ジェントルで素敵な人柄でお話は非常に参考になりました。
同じ内容のスライドは下記になりますが、Jasonさんのお話を直接聞く機会を得られて本当によかったです。
Jasonさん本当にありがとうございました。本も買います。買って読んでもっと勉強します!
Mr. Swartz, I really appreciate you. I'm hoping your trip will be excited. I'll buy your book.
(英語あってるかな?)
Learning Scala: Practical Functional Programming for the Jvm
- 作者: Jason Swartz
- 出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc
- 発売日: 2014/12/29
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あらためて
というわけで、Scalaを使う事で関西から飛び出して活動する事ができました。 Scalaのおかげで尊敬できるエンジニアと出会えました。
改めて、Jasonさん、麻植さん、daiksyさん、posauneさん、hakuraiさん、Meetupにご参加頂いた皆さんありがとうございました。
私はScalaエンジニアとしてまだまだですが、2015年も引き続きScalaエンジニアとして邁進して行きたいと思います。 ScalaMatsuriではScalaの作者であるMartin Odersky先生にもご挨拶出来ましたが、いつか改めて「Scalaのおかげで素晴らしい経験が出来ました。ありがとうございます。」と伝えたいと思います。 そのためにも英語の勉強も頑張ります。
というわけで、とてもエモい内容になりましたが、以上がScalaアドベントカレンダー2日目になります。
明日は、awekuitさんの記事になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
追記
参加された方にもMeetupについてBlog記事を書いて頂けました