星と海のあいだで

ブログタイトルが厨二なのは、ちょうど天地明察を読み終えた直後だったから。海の方は趣味のダイビングから来てます

namecard2x4 rev2 ビルドログ

rev2のまとまったビルドログが無いっぽいので、前回の宣言通りまとめました。

kuchitama.hatenablog.com

基本的に作業はすべて録画していたので、細かいところは動画見てください。 動画は、記事の最後にリンクをまとめてあります。

あと、そもそもは本家のビルドログをしっかり読み込んでおいてください。

skyhigh-works.hatenablog.com

skyhigh-works.hatenablog.com

本家だけでなく、本家でリンクされているビルドログも目を通しておいたほうが良いと思います。

私の手順での、本家との主な差分は下記2点です。

  1. もげ対策をとっている
  2. ピンの足はすべてはんだ付けしたあとで行っている

補足として、ハンダごての温度は下記ビルドログを参考に、すべて370℃でやりました。

(追記)温度は320℃の方が良さそうですね

salicylic-acid3.hatenablog.com

0. リハーサル

本家ビルドログにもある通り段取りの確認はしっかりと。

1. もげ対策

こちらを参考にもげ対策をしました。

エポキシ接着剤はダイソーで購入できました。

2. ダイオードの取り付け

本家rev1のビルドログでは、シルクの「コ」の字を頼りに向きを判断するように書かれていますが、rev2では、「コ」ではなく、「[]」のようなブラケット型になっているようです。 ダイオード取り付け位置の中央に、「|◁」の半導体記号が書かれています。ダイオードの縦線と記号の縦線の向きを合わせて取り付けてください。 要は、下図をのように、左に縦線がくるように並べれば大丈夫です。rev2では、ダイオードの向きはすべて揃っているので、縦線がすべて左側にきます。

3. PCBソケットの取り付け

これは本家の通り、ソケットの向きにだけ注意してはんだ付けしていきます。 中央の穴を塞がないように取り付けてください。

4. リセットスイッチの取り付け

スイッチが外を向くように取り付けます。 特に困ることは無いはずですが、スイッチがピンセットで把持しづらく、私にはここが一番難しかったです。 接触不良を起こしていたので、後で取り付け直しました。

5. ピンヘッダのPCBへの取り付け

ピンヘッダの短い方をPCBに挿して、裏側からはんだ付けします。 本来は、このPCBから飛び出た側をニッパで切り落とさないと行けないのですが、私は勘違いしていて、完成後にバラして切りました。

6. ProMicroの取り付け

部品が実装されている面をPCBに向けて取り付けます。 が、実装されている部品とPCBソケットが干渉してピッタリハマらず少し浮いてしまいました。 本家ビルドログでは、マスキングテープで固定して水平をとる手順が紹介されていますが、私は横着して適当に取り付けました。

7. ピンヘッダの切り落とし

間違えてProMicro側だけを切ってしまいました。 飛散防止ニッパを使ったのですが、一応安全のためビニール袋の中で作業しています。

8. 導通確認

本家のビルドガイドを参考に、テスト用ファームウェアを書き込みます。 MiniUSBを指したところ、ProMicro上のLEDは点灯しましたが、リセットスイッチに反応しませんでした。

こちらのビルドログに載っていた写真を頼りに、ProMicroのGNDとRST(写真の右側上から2番目と3番目)をゼムクリップでショートさせたところ、LEDがちらついてファームの書き込みができました。

https://camo.qiitausercontent.com/10271a4a9c2287f46da026ad64785f6dd2515023/68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3335363732372f66653333343465382d323735322d313436302d303038632d3565383838633239336366342e6a706567

ビルドログ(namecard2x4) - Qiita

ProMicroのはんだは問題なさそうなので、リセットスイッチに当たりをつけて、取り付け直しました。

ここまでの完成形はこんな感じ

f:id:kuchitama:20190311001418j:plain f:id:kuchitama:20190311001404j:plain

9. プレート・キーキャップを取り付けて完成

ここまで来たら困ることは無いはず。

10. オリジナルキーマップ作成

本家ビルドログでは、QMKtoolboxを推奨してますが、私はErgoDoxEzのカスタマイズで、qmk_firmware環境がすでにあるので、下記の記事を参考にしました。

qiita.com

作ったキーマップはこちら

github.com

実は、LW レイヤーがちゃんと動いてないですが、自分のアカウント名は打ち込めるようになりました。

namecardの名前通り @kuchitama を打てる様にしたぞ

感想

ほぼ20年ぶりのはんだ付けはかなり不安だったんですが、本家ビルドログやその他の方々の資料のおかげで迷いなく作業できました。 ただ、テスターとフラックスはあったほうが良かった気がします。

これが上手く行ったことで、だいぶ自信と知識がついたので、次はfortitude60に取り掛かろうと思います。 練習台として、namecard2x4は相当良くできていると思います。 namecard2x4の素晴らしい点は、 - 必要なパーツがbooth上ですべて揃う - パーツ数のボリューム感 - 失敗覚悟で挑める値段感 - 可愛いカラーリング だと思います。

あと、8キーというのもキーマップ次第で実用的な補助キーボードとしてつかえてめっちゃ良いです。 STEAMでUNDERTALE買ってプレイしようと思ってますが、その際にはキーマップいじってゲームパッド的に使いたいなぁとか思ってます。

あと、机に転がってたフリスクケースみてたら、キースイッチ取り付けたくなったので、フリスクキーボード作るかもしれない。

最後に、このエントリは @kuchitama の文字を除いてErgoDoxEz(茶軸) を使って書きました。 @kuchitama の文字は、namecard2x4で入力しました。

おまけ

今回の作業動画です。 素人はんだで、下手くそだと思います。ぜひアドバイスください。


namecard2x4 1 もげ対策


namecard2x4 2 ダイオードはんだ付け


namecard2x4 3 ソケット取り付け


namecard2x4 4 リセットスイッチ取り付け


namecard2x4 5 ピンヘッダ取り付け


namecard2x4 6 ProMicro取り付け


namecard2x4 7 ピンヘッダの足切り


namecard2x4 8 導通確認


namecard2x4 9 ケース取り付け~完成